フィルムカメラを始めて感じた、デジタルにはない特別な魅力

最近、フィルムカメラを始めました。もともと古いものが好きということもあって、デジタルカメラはずっと使っていたのですが、カメラの原点というか、デジタル以前の世界に触れてみたいという感覚から手を出してみたんです。

使っているのは35ミリフィルムで、1本につき36枚撮れるタイプです。実際に使ってみて一番感じたのは、デジタルとは全く違う「1枚あたりの重み」でした。

フィルムって今すごく値段が上がってきているんですよね。だから無駄にできないというか、デジタルみたいに気軽にバシャバシャ撮るわけにはいかない。1枚1枚に対する意識が全然違います。シャッターを切る前に、「この瞬間は本当に撮る価値があるかな?」って自然と考えるようになりました。

そして36枚を撮り切るのに、私のペースだと大体1ヶ月くらいかかります。これがまた面白くて、1本のフィルムの中に1ヶ月間の思い出が詰まっているんです。季節の移り変わりや日常の小さな変化が、一つのフィルムに収まっているのって、なんだかロマンチックですよね。

でも一番の魅力は、すぐに見れないことかもしれません。デジタルだと撮ったその場で液晶画面で確認できるけど、フィルムは現像するまで結果がわからない。ちゃんと撮れているかもわからないまま、1ヶ月後の現像を待つんです。

この「待つ時間」が実はとても特別で、まるでタイムカプセルを開けるような感覚があります。1ヶ月前の自分が何を撮ったのか、どんな気持ちでシャッターを切ったのかを思い出しながら、現像された写真を見る瞬間は本当にワクワクします。

フィルムカメラって、写真を撮るというより「時間と向き合う」体験なのかもしれません。急がずに、丁寧に、1枚1枚を大切に撮る。そして現像まで待つ。この一連の流れが、デジタル時代に忘れがちな「じっくりと時間をかけて何かを作り上げる喜び」を思い出させてくれます。

もし古いものが好きだったり、写真に対して新しい体験を求めている方がいたら、ぜひフィルムカメラを試してみてください。きっと今まで感じたことのない、特別な写真の楽しみ方に出会えると思います。

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